フィギュアスケート

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個人的羽生結弦ベストプログラム集~第二弾~

第一弾からだいぶ期間が空きましたが第二弾です!

 

2019 GPF EX 「Not Stellata」

 

個人的には競技プロ含めて羽生選手の最高傑作だと思っています。


Yuzuru HANYU 羽生結弦 EX "Notte Stellata" - 2019 GPF

 

思わず息を呑むとはまさにこのことですね。2016年のGPSカナダ大会で初披露となりました。ロシアの重鎮タチアナ・タラソワから羽生選手に直接滑ってほしいとプレゼントされた曲です。まず歌詞がめちゃくちゃいいんですよねこれ。日本語訳にしたものがこちらです。

 

月の映る湖を見てごらん

空の星は僕達のために輝いている

この魔法のような夜に

僕のセレナーデを君のために歌おう

 

僕がどれほど君を愛しているか君は知らない

僕の気持ちの中には君だけしかいない

僕はずっと君の傍に居続ける

大勢の中から君を見つけ出す

 

僕がどれほど君を愛しているか君はもう知っている

君の気持ちの中に

僕はずっと居続ける

 

星の輝く夜を見てごらん

僕達への愛だ

僕が君を愛しているのを君は知っている

君はもう僕を愛している

 

羽生選手は故郷を想いながらこの曲を滑っているそうです。故郷への愛の歌、そう思うと更に感動的ですね…。

ツイヅルが多く組み込まれていますが、そのスムーズさと距離は絶品です。特に3A着氷後のツイヅルなんてスムーズに移りすぎて理解不能です笑

レイバックイナバウワーやビールマンスピンでは、羽生選手が持つしなやかな筋肉を活かした美しい背中のラインを生み出しています。

ディレイの1Aは幅、高さともにえげつないのにめちゃくちゃ美しいという…。着氷後のトレースに注目して欲しいのですが、めっちゃ綺麗じゃないですかこれ?これだけでご飯3杯は食べれます🍚🍚🍚

どの一瞬を切り取ってもほんとに美しいんですよねこのプロ。

 

筆者1番のお気に入りポイントは2:53あたりからのハイドロブレーディング→フォアエッジを入れ替えての連続イーグルです。トレースがとんでもなく綺麗なんですよね。そこだけ何回も繰り返し見てしまいます。

そして終盤の白鳥のポーズ。見る度に涙腺緩みます😂

 

ほんとはもっといっぱい書きたいんですけどそれだと永遠に終わらなくなっちゃうので短くまとめてここら辺にしときます笑

エキシプロでも一切の妥協を許さず、人の心を打つ素晴らしいプログラムを作る羽生選手はほんとに凄いです。振り付けのデビット・ウィルソンや衣装の伊藤聡美さん含めてほんとに素晴らしい作品を作り上げてくれたことに感謝です😭🙏✨✨

 

今季の推しプロ

現時点での今季の推しプロをいくつか

 

1.アンナ・シェルバコワSP 「Perfume


Anna SCHERBAKOVA - SP, GPF 2019 [FullHD]

全てにおいて好みすぎます。シェルバコワの良さをふんだんに詰め込んだプログラムですね。グレイの本気を見ました。

 

 

2.紀平梨花SP 「Breakfast in Bagdad」


Rika KIHIRA - SP - 紀平梨花 - 2019 GPS Canada - Skate CANADA - スケートカナダ - スケカナ

ダバダバ。衣装は青の方が個人的には好きです。音のとり方が天才すぎます。3Lo着氷後の動き大好き。

 

 

3.アレクサンドラ・トゥルソワSP 「ペール・ギュント


Александра Трусова. Короткая программа. Предсезонные контрольные прокаты по фигурному катанию

強そうなトゥルソワにぴったりのプログラムです。音のとり方はテススケが一番好きですね。

 

 

4.宮原知子FS 「シンドラーのリスト/鐘」


宮原知子(Satoko MIYAHARA) 2019 Cup of China FS

完全に別次元のプログラムです。すごいとかを越えてもはや怖いです。PCS80億ぐらいあげたい。

 

 

5.マライア・ベルFS 「ハレルヤ」


マライア・ベル(Mariah BELL) 2019 internationaux de France FS

浄化プロ。見てるだけで心が洗われます。コレオ~レイバックが好きすぎて何回も見てしまいます。ニコニコベルちゃん可愛い!

 

 

6.宇野昌磨FS 「Dancing On My Own」


【フジテレビ公式】全日本フィギュアスケート選手権2019<男子フリー第1位・宇野昌磨/演技+インタビュー>

曲が良すぎます。涙なしには見られないプログラム。しょまのスケーティングにばっちりハマってます。

 

 

7.カミラ・ワリエワFS 「エクソジェネシス


Камила Валиева. Произвольная программа. Предсезонные контрольные прокаты по фигурному катанию

テススケで衝撃を受けました。後半の要素配置が完璧すぎます。何回見てもとんでもないスピンだなぁ笑

 

 

8.佐藤駿FS 「ロミオとジュリエット


佐藤駿 Shun SATO FS GPF 2019.12.7 ジュニアグランプリファイナル junior Grand Prix of Figure Skating Final

ロミジュリのボーカル入りではこれが一番好きかも。ステップのとこめっちゃいい。北京でまた見たいですこれ。

 

 

9.本田真凜FS 「ラ・ラ・ランド


Marin HONDA - FS - 本田真凜 - 2019 GPS Canada - Skate CANADA - スケートカナダ - スケカナ

ショーの時は微妙だと思いましたがスケカナではまりました。3:56からの動きが可愛すぎます。滑らかなスケーティングいいですね~。

 

 

見事に日露だらけに笑

基本的に日露の選手はプログラムそのものの質が高いのが多いですよね。よく作りこまれてるというか、振付師の意図を汲み取るのが非常に上手いです。

ちなみに筆者が一番好きな組み合わせは羽生×ジェフリーバトルです。最強の組み合わせすぎます。

ロシアフィギュアスケート選手権 女子シングル感想

正月でやる気があまり起きないので上位5選手を簡単に🙇

 

 

1位 アンナ・シェルバコワ  261.81

とんでもないスコアで優勝しました。SP・FSともに素晴らしい出来でしたね。

今季4Lzの大会での転倒は未だ0です。最高難度のジャンプがなぜそんなに安定しているの……。男子にコツを教えてあげて笑

この調子だと4Fも来季にはミスらなくなるでしょう。そうなると安定してFS170ぐらいは出せる選手になっちゃいます/(^o^)\

ジャンプ以外の要素もかなりレベルが高いのも強いですよね。これといった隙が無いです。

テススケを見たとき、昨季に比べてスケーティングめちゃくちゃ良くなったなと思いましたがまだ進化してます。成長速度的には一番怖い選手です。個人的には北京の金メダルの可能性十分高いと思ってます。

 

 

2位 アリョーナ・コストルナヤ 259・83

GOEお化け👻

4回転無しでこんな点数叩き出せるのは後にも先にもコストルナヤぐらいでしょう。3Aは羽生選手並みのGOEでした。あの軸の太さで綺麗に回って降りるんだからすごいよなぁ…。

FSの3F+1Eu+3Sは過去1よかったです。超筆者好みの3連でした。

コレオさえなんとかしてくれたらこのプロ好きになれるんですけどね😢

PCSはもう完全にロシア一番手の扱いですね。この結果を受けてユーロでPCSドカーンと上がって、世界選手権の時点では今大会並みの数字が出るかもしれません。

既に4S練習中で降りているとのことですが、2Aを4Sに変えるとBVが6.5上がるのでトゥルソワやシェルバコワがFSノーミスしても勝てる可能性が十分あります。二人がSPに3A入れてくると厳しくなってしまいますが…。北京までにもう一種跳べるようにしておきたいところ。

 

 

3位 アレクサンドラ・トゥルソワ 226.34

FSは前半体があまり動いていませんでしたね。最終滑走で時間があったので体が温まりきってなかったのかな?

トゥルソワは順位よりもチャレンジすることの方が大事っぽいので、無理に抑えさせるよりはもう本人の好きなようにジャンプ跳ばせていいと思います。SP後のインタビューでも3Aやらせてもらえなくて不満そうでしたし。笑

トゥルソワもシェルバコワ同様今季かなり成長した選手の一人だと思います。しかし現状シェルバコワやコストルナヤと比較するとまだ質の部分で大きな差があるので、確実に勝つためには5クワド必須ですね。もしくは4クワド+3A。女子シングルの話とは思えない笑

 

 

4位 エリザベータ・トゥクタミシェワ 204.63

この歳にして高難度ジャンプを習得するなどモチベーションの高さはロシア国内でも随一なのでは。SPでは課題だったリンクカバーに改善がみられましたね。

体力がやはりそこまでないので転倒があると一気に持っていかれてしまいますね。4T×1、3A×2の構成を目指しているのでしょうがプログラムがスカスカにならないか心配ですね…。もともと足元の密度は薄めなのでこれ以上薄くなると物足りなさが目立ってしまいます。あと5種トリプルにするのなんでか気になります。

 

 

5位 クセニア・シニツィナ 202.96

SPの出遅れがもったいなかったですね。FSはいい演技でした。個人的にはJGPSの方が演技そのものとしてはよかったような気がします。

シニツィナは演技が淡々としすぎてる印象です。見どころはここ!と言えるとこがあまりないですね。技術自体はかなりいいものを持っているのですがアピールができていません。腕の動きの中途半端さがなくなれば化けそうな気がします。

 

ロシア選手権女子シングル出場者の分析

全日本が終わったと思ったらすぐにロシア選手権ですね笑

非常にハイレベルな戦いが予想されますが、個人的に気になる選手を素人目線ではありますが分析していきたいと思います。結構間違ったことも言ってるかもしれませんがあしからず🙇

 

1.アレクサンドラ・トゥルソワ

非常に強いバネを持った選手です。4T・4S・4F・4Lzを習得しています。

「背が伸びたら跳べなくなる」と散々他選手ファンから言われてきたトゥルソワですが、自らの演技でそれを真っ向から否定しました。昨季から今季にかけて身長がだいぶ伸びましたが、それにともない筋力もパワーアップし安定感を増してしまうという事態に。特筆すべきはそのジャンプの高さですね。男子トップ層と遜色ない高さを叩き出しています。軸の作り方も非常に上手いです。また、4回転の前後にもトランジションを組み込むことによってさらに加点を引き出しています。素点で+3程度なら余裕で引き出せてしまいます。

スピンは柔軟性がやや欠けるもののレベルを獲得する要件をしっかりこなす印象です。軟体勢に比べて硬いというだけであって、ポジションをとるために十分な柔軟性は持っています。回転速度も目を引くほどではありませんが十分です。体幹がしっかりしているためぶれることがほとんどありませんね。

ステップはやや課題が残ります。フリーレッグの動きがカクつきがちですね。足元に意識が集中しているためか、上体の動きも少しばたつく場面が多くみられます。足元と上体両方をコントロールしきるだけのスキルを15歳の少女に求めるのは酷ではありますが、シニア参戦するにあたって必要なスキルです。しかし意外としっかりターンは踏んでいるんですよね。エッジが浮くことが少ないように感じます。しれっと音を拾う能力も高めに見えます。

スケーティングはパワーでガシガシ漕いでいる印象です。4回転以外のジャンプでは助走をあまり必要としないのでクロスが目立つことはないです。クロスが終わった後もすぐさま複雑なトランジションを組み込んでそちらに注目させるので上手い戦略だなぁと思います。一蹴りの伸びは他のトップ層と比べるとかなり物足りないですね。

表現の面ではまだまだ振り付けをこなしている感が否めません。肩と手首が下がりがちなのが目につきます。指先も力が入っておらずぶらーんとした印象です。上体の緩急がなく常に強い!強い!強い!といった動きになってしまっています。まぁこれらが改善されてPCSが伸びたらだれも勝てなくなってしまうんですけどね笑

 

 

2.アリョーナ・コストルナヤ

ジャンプは高さ・幅・質全てを揃えています。かなり難度の高いトランジションを組み込んでいます。しかしながらその種類が豊富ではなく、プログラムが変わっても同じように入るので印象的には少し退屈になりがちです。特に今季FSでは3Aと3Fをそれぞれ2本ずつ連続して跳ぶので目につきやすいですね。トゥルソワやシェルバコワに比べてジャンプ前の溜めが少し長いのも気になります。その代わり質がいいのでそこは帳消しといった感じでしょうか。

スピンはポジションを変更しても全くスピードが落ちないのが強みですね。スムーズに次のポジションに移れるので流れもあります。レイバック見て思ったのですが、以前より少し硬くなりましたかね?ビールマンでの膝の曲がり具合が気になりました。

ステップは他の要素に比べてやや劣ります。足元は問題ないのですが上体ですね。腕はよく動くのですが、そこ以外を大きく動かすことが少ないです。特に上下運動が少ないように思えます。首から上も横向きの移動がほとんどです。あとループターンが少し苦手なのかなと。回った後若干詰まりが見えます。

スケーティングは深いエッジと伸びを持っており美しいです。緩急のつけ方も上手いです。複雑なトランジションを組み込んでもスピードが落ちません。シニア全体を見ても上位のスキルを持っているといって良いでしょう。

表現の面では所作の美しさが目立ちます。動きにもうまくメリハリをつけれており、特にびしっと伸ばす動きはキレがあって評価が高いです。音を拾うという点では少し足りないですね。GPFでは観客の手拍子につられてステップのタイミングが完全にずれてしまう場面もありました。しかしながら上手くタイミングがはまれば非常に印象強いものとなります。

 

 

3.アンナ・シェルバコワ

ジャンプの侵入速度は世界トップレベルです。そのスピードを上手く高さに変える能力を持っており、プログラムの流れを途切れさせることなく跳ぶことができます。沈み込みが少し大きいのが気になりますね。特にセカンド3Tで目立ちます。コンビネーションではファーストを降りた後一回着氷の流れをがっつり抑えてしまうのでセカンドやサードの高さが十分に出ないことがちょこちょこあります。

スピンは柔軟性が非常にあり美しいポジションです。キャメルがふらつきがちなのと若干のトラベリングが気になります。回転速度は申し分ないです。

ステップは3人娘の中では最も上手いと思います。音を非常によく捉えて動けています。上体の動きもバリエーションが豊富で、上下左右バランスよく動けていますね。フリーレッグが曲がりがちなのが気になるのと、ターンの正確性が増せば完璧です。

スケーティングはとにかく速い速い。氷を掴んでいる時間が他選手より長いように見えます。よくあのスピードを保ったままコントロールできますね。並みの選手なら足元が暴れてしまいます。スパイラル時もエッジのぶれがないです。

表現の面では多彩さが目を引きますね。クロスにおいても上体は曲によって多種多様な動きを見せているので、クロスそのものが表現へと昇華されています。表情の使い分けも抜群に上手いです。音楽をよく聞いて動きをしっかり合わせる能力も高いです。手の形自体は綺麗なのですが、指先があともう一歩といった感じですかね。

 

 

4.エフゲニア・メドベ―ジェワ

ジャンプは他選手と比較すると問題がいくつかあります。まずルッツは完全にインエッジで跳んでしまっていますね。直前までアウトエッジに乗れてはいますが、上体が完全に右方向にいっているので踏切で一気にインに倒れてしまっています。この手のエラーは体の使い方そのものを変えなければならないので矯正がなかなか難しいです。アクセルは踏み切ったあと背中が反りがちで軸が斜めになることが多いです。その他のジャンプはバランスのとれた質の良いものです。体の締め方がうまいですね。やはり彼女もジャンプ前の溜めが気になります。

スピンはポジション変更がとてもスムーズですね。回転速度やポジションそのものの美しさも十分です。そしてなによりめちゃくちゃ安定しています。ほとんどの選手はフライングからのキャメルはぶれがちになるんですが、ぴたりと足元を安定させています。あとチェンジエッジもスムーズでかなり上手いです。スピンそのものに迫力はないですが細かな技術がしっかりしています。

ステップは上体の上下動作が少なめですが、しゃがむ動きなどを要所で取り入れているためさほど気になりません。足元のエッジワークは素晴らしいですね。ステップをしっかり明確に踏みながらも伸びが見られます。エッジも全く浮きません。力強さと細やかさを兼ね備えた良いステップですね。

スケーティングはもともといいものを持っていたのがクリケ入りしてさらに進化しました。一歩の伸びがすさまじいです。3回程度のクロスでトップスピードに乗れます。エッジの乗り方もうまいですね。トランジションをうまく馴染みこませる能力が高いです。

表現の面ではかなり上位です。一つ一つの振り付けに意図がしっかり感じ取れます。手首の使い方が抜群に上手いですね。分かりづらい表現かもしれませんが、肩から肘・肘から指先を独立させて動かせるのも強みです。表情の使い方は芝居じみてるといった声もありますが個人的にはこのぐらいやっても違和感ない選手だと思います。それぐらい説得力があります。

 

 

5.エリザベータ・トゥクタミシェワ

教科書ジャンプを跳ぶ選手です。フリップにやや不安がありますがそれ以外は問題なしです。トゥのつき方は誰が見ても文句なしですね。ジャンプ前後のトランジションは少ないです。もう少しトランジション組み込んでもジャンプそのものの質にさほど影響しない気がするのですがどうなんでしょう?今季3A前の構えが圧倒的に短くなりましたね。GOEやPCSの上昇が見込めます。

スピンは並みです。ややシットスピンの腰の位置が高いかな。回転速度は十分ですが、軸足がもう少し伸びてくれると見栄えがぐっと良くなります。この点に関しては柔軟性の問題もあるのでまぁ仕方がないでしょう。

ステップは他選手と比べると伸びが弱いですね。エッジが少し揺れがちです。上体の動きも肘から先がかなりメインになってしまっているのもよくありません。結構慎重にこなしている印象です。

スケーティングそのものは悪くはないのですがリンク使いがよくないですね。端まで滑ればいいってものではないですが、一回り小さいリンクで滑っている様な印象です。あとミーシン門下生特有のトランジションの少なさが目立ちます。エテリ組がごりごりに限界までトランジションを組み込んでいて、それと比較せざるをえないのでかなり低い評価になってしまいます。

表現の面ではトゥクタミシェワらしさ全開で個人的には大好きなんですが、PCSを稼ぐとなると厳しいです。手首が常に曲がりっぱなしなのと腕での表現がメインなのでちょっと高い点を出しづらいです。ビシッと伸ばすポイントがあればメリハリがついて好印象なんですが…。まぁ本人は完全に達観してるのでそこはもう気にしてないのかもしれませんが、折角いいジャンプを持っているだけに勿体ないですね。

 

 

もっと書きたかったんですけど体調不良のためここまでとさせてもらいます_(:3 」∠)_

あと6人ぐらい書きたかったのに😭

個人的羽生結弦ベストプログラム集~第一弾~

ブログを始める前からずっと書きたかった内容です笑

素敵なプログラムをたくさん生み出してきた羽生結弦選手。ほとんどみなさんご存じだとは思いますがその良さを改めて!

5作品ほど書いていく予定ですが、今回はその中でも一番のお気に入りをご紹介!

 

 

2014GPF FS 「オペラ座の怪人

 

筆者が羽生選手にどハマりするきっかけになったプログラムです。


羽生結弦 2014 グランプリファイナル  FS  ESP(ドイツ語訳付)

とにかくめちゃくちゃかっこいい!

編曲がめっちゃ好きなんですよね~。これを見て以来他の編曲が受け付けなくなってしまいました笑

冒頭の緊張感漂う音楽の中美しい4Sを決めます。この頃まだ4Sが盤石ではなかったのでここでほっと胸を撫で下ろした記憶があります。

その後の完璧すぎる音ハメ4T!!!なんだこれは!!!かっこよすぎるうううううううううううう!!!!!!!!!

おなじみのくるくる3Fを決めた後は音楽の盛り上がりに合わせてスピンが始まります。音楽の変化に合わせてポジションを変更していきビールマンんんんんんんんん!最高!!!

ステップは音を拾いながら滑らかにターンを踏んでいきます。この年からスケーティングが急激に進化して足元の見ごたえもばっちりです。ステップの解析もほんとはできたらしたいんですけど、そこはまだ勉強不足なのでごめんなさい🙇

The Music Of The Nightに曲が切り替わりここからがこのプログラムの真骨頂です。2:14頃の顔に手をやる仕草ですが、これはファントムの仮面を表しているのではないかと思います。いやー、美しい。

そこからジェラルドバトラーの力強くも哀愁漂う歌声にのせて美しい3Lz+2T。羽生選手の2Tは途中で体が開かず美しく降りてくるので大好きです。

少し圧を増していくボーカルに合わせて力強い3A+3T。

Let your soul take you where you long to be!という歌詞にびしばし動きを合わせて一気に盛り上げていきます。そこから目ん玉が飛び出るほど完璧な3A+1Lo+3S!!!しびれるううううううう!!!!!その後の腕ぶんぶんもかっけええええええ!!!

その流れを切らさず3Loを跳びます。そして鬼門の3Lz!転倒😢でもそれすらこの曲にマッチしていて美しいです。

It's over now the music of the nightの歌詞とともに起き上がりそしてレイバックイナバウアー!!!!!美しすぎて涙が出ます。ここでDown Once Moreを持ってくるのは反則です(号泣)

雄大な音楽に合わせてFCSSp。だめだ、スピンですらかっこよくしてしまうこの人。

最後に静かに終わりゆく音楽に合わせて仮面を触るような仕草、そしてCCoSpに移ります。羽生選手のチェンジエッジキャメルほんとに綺麗ですよね。

そしてフィニッシュした後のこの表情!!!ノックアウトされました笑

 

 

これ書きながら4回も演技を通しで見ちゃいました笑

このプログラムの楽曲は2004年に公開された作品のものです。ファントム役のジェラルド・バトラーのロックな歌声は賛否両論ありましたが個人的にはかなり好きです。作品自体もめちゃくちゃ見応えあっていいので是非そちらも見てもらいたいです!

第一弾はこれにて終了です!第二弾は準備が出来次第書いていこうと思います~。

全日本フィギュア男子FS

超激アツ展開でした。小田尚輝選手は発熱のためFS欠場となりました。

 

1位 宇野昌磨(トヨタ自動車) 184.86

4F 4T 3A 3Lo 4T +2T / 3S+3T 3A+1Eu+1F

 

絶好調が故にジャンプ回りすぎる事態に笑

ジャンプはどれもギリギリ耐えた感じでしたね。最後の3Aからの3連は思い出したかのようにつけてて笑いました🤣

もう完全復活と言ってよいでしょう。

ジャンプをもう少し調整すれば世界選手権のメダル争いに確実に入ってきます。

相変わらず2本目の4Tのコンボが後半ボーナスに入っていませんがもうそういう仕様なのかな?

PCSもっとくれ!!!!!

 

 

2位 鍵山優真(星槎国際高等学校横浜) 180.58

4T+2T 3Lo 4T 3A+1Eu+3S / 3F+3T 3Lz! 3A

 

パーフェクト!シニアのトップ層でも互角に争える質でした。最後に3A跳ばせるパパもやばいですが、それを完璧に決めてしまう息子もやばいです笑

4回転の余裕さはネイサン・羽生に並ぶほどでGOEも+3以上獲得しました。

四大陸選手権の派遣が決まったので大人達をばっさばっさと倒していって欲しいですね。

PCS渋すぎぃぃぃぃぃ!!!85はよこせ!!!

 

 

3位 羽生結弦(ANA) 172.05

4Lo 4S 2Lz 4T / 4T+1Eu+3F< 3A+3T< 3A<

 

ここ2シーズンで最も悪い演技でした。久しぶりの過密スケジュールに体が追いついていませんでしたね。

怪我なく終えれただけで筆者は満足なので、とりあえずはしっかり休んで四大陸・世界選手権に向けてまた頑張って欲しいです!

闘争心の鬼なのでえげつない演技見れそうな気がする…笑

 

 

4位 友野一希(同志社大学) 171.63

4T+3T 4S 3A+3T 2Lo / 3A 3Lz!+1Eu+2S 3F

 

2抜けでしたがそれを差し引いても素晴らしい演技でした。2本の4回転はどちらも綺麗に決まりましたね。

最後のコレオはパワーたっぷりでとてもかっこよかったです。

これぞ友野一希!という演技を見せてくれて大満足です。よく頑張りました!

 

 

5位 田中刑事(倉敷芸術科学大学) 171.54

4S 4T+2T 3A 3F / 3T 3A+1Eu+3S 3Lz

 

今日のジャンプは高さもしっかり出ていてとても良かったです。2本目の4Tが抜けてしまったのが惜しかったですね。そこが決まれば3位に入っていました。

田中は今季ほんとにステップが上手くなりましたねぇ。SPに続き素晴らしい動きを見せてくれました。

 

 

6位 佐藤駿(埼玉栄高校) 163.82

4Lz 4T+2T 4T 3A+3T / 3A 3F+1Eu+3S 3Lo

 

冒頭の4Lz惜しかったです。回転を止めきれず転倒してしまいました。その他の要素はきっちり決めてきてよかったです。

着氷時に腕が少し曲がる部分が治ればさらに見栄えがよくなります。

表現は今季試合を重ねる毎にどんどん良くなってきていますね。

PCS低すぎでは???ジャッジ体育館裏案件です。

 

 

7位 山本草太(中京大学) 152.33

4S 4T< 3A+2T 3Lz!+3T / 3A 3Lo+1Eu+3S 3F

 

4回転はどちらとも失敗しました。4T痛そうな転倒の仕方してたけど大丈夫かな😨

後半は集中力を切らさずよく立て直しました。

ジャンプに入る前のだらーんとした腕が気になるのでそこを改善して欲しいですね。

その他スケーティングやスピン・ステップは素晴らしかったです!

 

 

8位 須本光希(関西大学) 147.47

3A 3F 3Lz! 3Lo / 2A+1Eu+3S 3F+3T 2A+3T

 

きっちり全てのエレメンツをこなしました。ジャンプのランディングがもう少し伸びて出の工夫が入ればGOEをもっと稼げそうです。

滑らかなスケーティングが曲にマッチしていましたね。今季大きく成長した選手の1人だと思います。よく出来ました!

 

 

9位 日野龍樹(中京大学) 140.26

3Lz+1Eu+3S 3Lz+3T 3A+2T 3Lo / 3A 2A 2A

 

4Tを避けたものの会心の演技でしたね。着氷が危うい場面が多かったですが上手くまとめました。

表現の面では色々とお留守になりがちなのでそこは今後の課題ですね。

 

 

10位 高橋大輔(関西大学KFSC) 138.36

3F 3A+2T 3S 3A<< / 3Lze+2T 3Lo 3F<+REP

 

冒頭の3Fめちゃくちゃ綺麗でしたね。

SPを終えて「おいおい、こんなんで大丈夫かよ」と思いましたが今日はヘロヘロになることなくいい演技を見せてくれました。

ジャンプは上手く決めきれませんでしたが他の要素で魅せてくれましたね。コレオはかっこよ過ぎて痺れました。GOEも+2.07と高い評価を得ています。

シングルは引退となりますが来季からはアイスダンスの選手として活動します。

お疲れ様でした!そしてまた頑張って!✊

 

 

11位 佐藤洸彬(南部美人) 136.39

4T+3T 3A 2T 3A+2T / 2Lz 3F! 3Lo<

 

最初の4Tよく耐えて3Tつけました。最後の最後で3Lo転倒してしまいましたね😅

音楽に負けない力強いスケーティングは圧巻でした!とても魅せてくれるスケーターです。

コレオのGOE+1.00とはどういうこと!?+2はよこしなさい😡

これで現役引退となりました。今まで沢山のいいプロを見せてくれる個性的な選手で大好きでした!お疲れ様です!

 

 

12位 本田ルーカス剛史(綾羽高校スケート部) 132.24

3A 3A+REP 2Lo 3F!+2T 3Lz+3T / 2A+1Eu+2S 3Lz

 

2本目の3Aは軸が大暴れしてしまいました。

ジュニアの試合より演技時間が長くなってしんどそうでしたが耐えきりました。

3Aにつけれなかったコンボをしっかりリカバリーできましたえらい👏🏻

まだまだ伸び代があるのでここからどんな成長を見せてくれるのか期待です!

 

 

13位 島田高志郎(木下グループ) 131.65

4T 3A+2T 3Lo 2F / 2A 3Lz+3T 3Lz

 

なかなか4Tが決まりませんねぇ…。他のジャンプもミスが目立ち厳しい結果となりました。

足が長すぎてコントロールするの大変そう(短足人間目線)

ジャンプさえ決まれば他の要素は悪くないのでなんとか安定させて欲しいところです。

 

 

14位 山隈太一朗(明治大学) 129.13

3S 3A+2T 3Lz!<+2T 3Lo / 3A 3F!+1Eu+2S 3Lze

 

ジャンプでいくつかミスがありましたがそれを忘れさせるほどステップが良かったです!

非常にアーティスティックな雰囲気を持ち合わせておりショーでも映えそうです。

INとPEはもっと高く評価してあげたいですね。

 

 

15位 櫛田一樹(関西学院大学) 128.72

4T< 3A+2T A 3F! / 3Lz+3T 3Lz 2Lo+1Eu+3S

 

3Aの予定のところが踏切が合わずスルーする形になってしまいました。

最後までへばることなくいい演技でしたね。プログラムそのものとしてはとても充実したいい内容だったと思います。ジャンプしっかり決まれば150は堅いでしょう。

 

 

16位 鈴木潤(北海道大学) 125.81

3A<< 3A+3T 3F 3Lz / 2A+1Eu+3S 2F+2T 3Lo<

 

1本目の3Aは失敗しましたが2本目できっちり決めれました。

ステップ最後のイーグルはコレオと勘違いするぐらい素敵なものでした。

完璧とはならなかったものの彼の良さがよく出た演技でしたね。

今季で引退となりますが今までよく学業と両立させて頑張ってきました!お疲れ様!ソニーでも頑張れ!!!💪

 

 

17位 渡邉純也(関西学院大学) 122.17

3Lz! 3S 3Lo 3Lo+2T / 3T 2A+1Eu+2S 3S+2T

 

1番滑走にして素晴らしい演技を見せてくれました。

アイスダンス経験者というだけあってスケーティングは滑らかでとても綺麗でした。一蹴りの伸びがすごかったです。

腕の使い方も美しかったですね。

最後のステップはとてもよかったです!

現役最後の全日本を見事な演技で締めくくりました。よかったー!!!お疲れ様です!!!

 

 

18位 木科雄登(金光学園) 121.62

3A+2T 3A< 3Lo+3T 3Lz< / 2A+1Eu+3S< 3F<< 3Lo

 

今日はジャンプが上手くはまりませんでしたね。

場面によって動きにメリハリがついていて良かったです。スピンも音楽に合わせてうまく回れていました。

最後のスピンが無得点になってしまったのが勿体なかったですね…。

個人的に好きなタイプの演技をする選手でした。

 

 

19位 中村優(関西大学) 119.00

4S< 3A+2T 3F! 1A / 1Lz 3Lo+1Eu+3S 3Lz

 

失敗はしたものの4Sに果敢に挑戦しました。2本の抜けが痛かったですね。

ロクサーヌのタンゴに音楽が切り替わると同時に力強い動きになり思わず「おおっ!」となりました。

ステップは体を大きく使えていてとてもよかったです。

演技後に引退という情報を見たのですが、インタビューを見た感じそうでもないような…?ちょっと微妙そうな感じではありますが。

 

 

20位 吉岡希(アクアピアスケーティングC) 116.06

4T 3A+3T 3Lo 1Lz 3A+2T / 3Lo+1Eu+2S 3S

 

全ジュニで見た時は「カッコイイ兄ちゃんになったなぁ」と思ったのですが大人に混じるとまだ子供なんだなぁと思いました笑

スピンが安定していて上手ですね。

腕がだらーんとしがちなのでそこは今後改善していく必要があります。

最後まで体力を切らさずよく動けていました。

 

 

21位 本田太一(関西大学) 111.86

3A 2A+3T 3F 3S / 3F+REP 3Lz!+2T 2A+2T

 

4Tは回避しました。

体力的に厳しそうでしたね。演技終わった後だいぶしんどそうでした。

本田家はみんな腕の使い方が上手ですね。とても優雅です。

今ひとつインパクトに欠ける演技でした。

 

 

22位 山田耕新(SMBC) 111.18

3A 3Lz+3T 3S+3T 3Fe / 3Lo 3Lz! 2A

 

すんごい衣装😳

演技後半は体力が切れ始めてジャンプが乱れてしまいましたね。

コレオでは力を振り絞って大きく動けていました。

社会人スケーターとして存在感を見せつけました。

 

 

23位 山本恭廉(アテナ豊橋FSC) 90.79

3F< 3F+REP 2Lo 2A+2T / 2S 2A 3S

 

ループ転倒後に立て直すのに少し時間がかかってしまいその後のスピンをスルーする形になってしまいました。

最後のビールマンのポジションとても綺麗でしたね。男子とは思えない柔軟性です。

表現の面はとてもよかったと思います。足元の技術が少し物足りなかったですね。

昨季引退予定でしたが全日本に出られずにリベンジしました。そのガッツに拍手👏🏻

お疲れ様でした!

 

 

最終順位

1位 宇野昌磨 290.57

2位 羽生結弦 282.77

3位 鍵山優真 257.99

4位 田中刑事 252.44

5位 佐藤駿 246.50

6位 友野一希 244.69

7位 山本草太 220.49

8位 須本光希 215.23

9位 佐藤洸彬 215.23

10位 島田高志郎 212.24

11位 本田ルーカス剛史 209.96

12位 高橋大輔 204.31

13位 日野龍樹 202.73

14位 木科雄登198.77

15位 山隈太一朗 194.01

16位 中村優 193.39

17位 鈴木潤 189.30

18位 櫛田一樹 187.38

19位 吉岡希 180.62

20位 渡邉純也 180.38

21位 山田耕新 173.35

22位 本田太一 173.08

23位 山本恭廉 150.06

25位 中野紘輔

26位 鎌田英嗣

27位 時國隼輔

28位 石塚玲雄

29位 國方勇樹

WD

小田尚輝

壷井達也

 

 

好調を取り戻した宇野が羽生を抑えて4連覇を果たしました。もう心配する必要はなさそうです。羽生は久しぶりの連戦の中よく頑張ってくれました。直後は少し落ち込んでいた様子でしたが、その後のインタビューでは前向きな言葉が出ていたのでよかったです。

今回はジュニア勢の躍進が目立ちました。日本男子フィギュア界にとって明るい話題ですね。

最後まで気を抜けないアツい展開でした。来年以降は争いがさらに激化しそうです。

 

全日本フィギュア女子FS

かなりの大波乱だった女子FSでした。

 

 

1位 紀平 梨花関西大学KFSC)155.22

3S 3A+3T< 3F 3A /3F+2T 2A+2T+2Lo 3Lo

 

直前二人が大きく崩れたの流れを断ち切りました。セカンド3TがUR判定となりましたが質の良さでGOEを+にしました。

全要素を高い質でこなし、圧倒的スコアを叩き出しました。今日のコレオはいつもよりスピード感があって素晴らしかったですね。

スピン、ステップオールレベル4は素晴らしいです。

3Lzが戻れば4Sなしでも160出せることが今回で分かりました。4CCは回避してもいいんだよ?

優勝おめでとう!!!

 

 

2位 樋口 新葉(明治大学/ノエピア) 138.51

2A 3Lz̟+3T 3S 3Lo / 2A+3T 3F! 3Lz+2T+2Lo

 

3F以外はとんでもない質と高さで降りました。絶好調でしたね。

3Fにつける予定だった3連も冷静に3Lzにつけてリカバリーしました。

ステップがべらぼうにうまかったです。間違いなく歴代日本女子のなかでも天才の部類だと思います。

世界選手権代表はほぼ確実とみていいですね。そこでどんな演技を見せてくれるのか楽しみで仕方がないです!

PCSもっとくれ!!!!!

 

 

3位 川畑 和愛(N高東京) 128.43

3Lz+3T  3Lo 2A+3T 3Fe< / 2A+2T+2Lo< 3Lz 3S

 

まさかここにきて回転不足はありながらも完璧な演技をしてくるとは…!本人比でジャンプのGOEを稼ぎきれませんでしたが素晴らしい内容でした。

コレオは全選手の中でもっともよかったと思います。もはやシニア戦用に作ったプログラムなのでは?ってレベルのクオリティでした。

長い手足を活かした美しい動きも素晴らしかったですね。

ジュニア世界選手権代表はほぼほぼ内定でしょう。

来季からはシニア参戦になると思いますが、また一人オリンピック代表争いに食い込んできそうな選手が現れましたね!

 

 

4位 横井 ゆは菜(中京大学)128.02

2A 3Lz 3Lo< 3F! / 3S+3T 3Lz+2T 2A+3T<+2T

 

気合でジャンプを降りてきました。最後の2Aからのコンビネーションなんてよく3Tつけれたなといった感じです笑

昨季までと比べて柔らかい表現が身についてきました。男前さがウリの横井ですが、こうやって表現の幅が広がっていくのはいいことです。

本人的には少し納得がいっていないようですが、いい演技を見せてくれました。

4CC派遣してくれないかなぁ…👀

 

 

5位 新田谷 凜(中京大学)121.99

3Lz! 3F 3Lo 3S / 3Lz!+3T< 2A+2T+2Lo 2A+3T

 

今季限りで引退を決めている新田谷ですが、最後の全日本で会心の演技ができました。コンビネーション全後半に打ち固める世界でもトップクラスの構成をやり遂げてしまうのに引退とは…笑

全体的に少しこらえる着氷が多かったですがこけなかったからいいのです!

まだまだ現役を続けてほしさはありますが本人はもう引退すると決めたらしいので、彼女のセカンドキャリアを応援していきましょう。

お疲れさまでした!

 

 

6位 宮原 知子(関西大学KFSC・木下グループ)121.32

2A 3Lz+3T< 2Lo 3S< / 3F!<+2T<+2Lo<< 3Lz< 2A<+3T< 

 

回転不足のオンパレードとなってしまいました…。普段しないようなミスもありどうしたのかといった状態です。

6練ではSPよりジャンプの高さが出ていたので大丈夫かもと思っていたのですが、本番は昨日より高さが出ていなかったですね…。元々回転の速さで回りきって降りるタイプの選手なので今回のようにジャンプがさらに低くなってしまうと厳しくなってしまいます。

スケーティングスキルは全体の中でも群を抜いて上手かったです。表現の面も言う事なしです👍

来季は再びジャンプ改革に取り組む必要があるので頑張ってもらいたいところです。

 

 

7位 坂本 花織(シスメックス)118.31

2A 3F< 3Lze 3S< / 3Lo+3T< 2A+3T<< 3Lo<+2T

 

宮原に続きこちらも回転不足祭りでした…。

一瞬たりとも休む暇がないプロなので、一度ミスると心も体も立て直す余裕がありません。後半の方はとても辛そうな表情で滑っていましたね…。

今季はメンタルの面で大きな不安を抱えているように見えました。やはりシニアデビューのロシア勢の台頭で焦っているのでしょうか。

とりあえずは周りをきにせずに自分がやるべきことにしっかり集中できるようになって欲しいです。この程度のことで落ちる選手じゃないはずですよ!頑張れ!

 

 

8位 本田 真凜(JAL)115.42

3Lz< 2A 3Lo 2F! / 3Lo+2T< 3F!<+2T<+2Lo 3F!<

 

見た目以上に回転不足が多かったですね。いい時のジャンプはもっと回転速度が速いのでそこの違いでしょうかね。

前半で抜けた3Fを後半でリカバリーする意地を見せました。フリップすべてにアテンションがついていますがどうしたのでしょうか?

苦しいシーズンが続きましたが、少しずつ復調の兆しを見せてきています。来年にはいい演技がみられるのでは。

このプロは本田の華やかさと滑らかなスケーティングを上手く引き出せるプログラムなので完成させたとこを見てみたいです。

 

 

9位 三宅 咲綺(岡山理大附高校)115.25

2A+3T 3Lz 3Lo 3S / 3T+2T+2Lo 3S+2T 2A

 

とてもクリーンな演技でした。非常に大きな見ごたえのあるジャンプでしたね。

会心の演技で本人も大喜びでした。GOEもっと出してくれても良かったのでは?

プログラム全体の質としてはもう少しといったところですが、基礎力は高いものを持っているので今後に期待です。

 

 

10位 河辺 愛菜関西大学KFSC) 112.76

3A< 3Lz 3Lo< 2A+3T+2T / 3F!+2T 3Lz<+REP 3S+3T<

 

各要素ちょっとずつミスがありましたが、初めての全日本にしてはよくまとめたと思います。

3Aは回転ギリギリ足りてなかったですね。軸が暴れなければ他のジャンプもきれいに決まると思うので今後どう修正していくかがカギです。

表現の面では後半が少し一本調子になってしまっているのでさらに磨きをかけていってほしいです。

 

 

11位 吉岡 詩果(植草学園大学附属高校) 110.55

3Lz<+3T 3S< 2A+3T 3Lo / 3Lz+2T+2T 2A 3F!<

 

綺麗なジャンプを跳ぶ選手ですね。転倒はあったものの、降りてこれたジャンプは着氷姿勢・ランディングともに美しかったです。

体も良く動いており好印象でした。あとさりげなくスピンも上手いですね。

個人的には結構期待している選手なので今後の伸びに期待です。

 

 

12位 永井 優香(早稲田大学) 109.10

3Lz 2A+3T 3S< 3Lo+2T / 2A+2T+2Lo 2Lo 3T< 

 

3Loが抜けた以外は特に大きなミスなく滑り切りました。彼女らしい大きなジャンプが見れました。

体の使い方が非常に上手いですね。他の若い選手と2~4歳しか変わりませんが表現の面では大きくリードしているように思えました。

来季が現役ラストシーズンとなりますが、その時も同じようにいい演技が見たいですね。

 

 

13位 竹野 比奈(福岡大学) 109.05

3Lz+2T 3F! 2A+3T 1Lz / 2Lo 2A+1Eu+3S< 3T

 

単独の3Lzが抜けてしまいました。

スピンが回転速度・ポジションともにいいですね。スケーティングも滑らかです。

ミスが減れば確実にGPS派遣できるレベルに各要素の質が高いので頑張ってもらいたいところです。

今日一番の謎編曲でした💦

 

 

14位 浦松 千聖中京大中京高校) 108.05

3S 3Lz+2T 3F! 3Lz / 3F!+2T+2Lo 3Lo 2A+3T<<

 

2本組み込んでいるフリップがどちらもアテンションがついてしまいました。ジャンプはほとんどが少しこらえる形になってしまいましたね。

非常に綺麗な演技をする選手ですね。長い手足に振り回されることなくうまくコントロールしています。特に肘から先の動かし方が素晴らしいです。

今回は少し悔しい演技となりましたが来季以降も期待の選手です

 

 

15位 松原 星(明治大学) 104.88

3Lz 3F!<< 2A 3Lo / 3S+3T 3S+3T 2A+2T+2T< 

 

3Lo転倒した後の3S+3T2本決めた時は鳥肌立ちましたね。かなりの猫足着氷でしたがよく降りました。

全体的にかなり上手い選手だと感じました。隙があまりありません。腕の使い方とジャンプ前の慎重そうな動きが改善されれば一気にPCSが伸びそうです。

スピン・ステップオールレベル4すごい!

 

 

16位 山下 真瑚(中京大中京高校) 104.11

3Lz<+3T+2T 1A 3Lo 2A / 3Lz< 3F!<< 3S<

 

冒頭の3Lz個人的には回転OKじゃない?と思ったのですが厳しく見られましたね。

3F着氷後一気に動きが悪くなってしまいましたね。エッジが浮きがちになっていました。足を痛めたとかじゃなければいいのですが…。

今季は怪我で満足のいく練習ができず辛いシーズンとなりましたが、ゆっくり休んで来季また元気な姿を見せてほしいです!

 

 

17位 磯邉 ひな乃(中京大学)101.14

3Lz!<+3T< 3S< 2A 3Lo< / 3Lz!<+2T+2Lo< 3F!<+2T 3F!<

 

ルッツとフリップ両方にアテンションがつくという珍事態に。パッと見はうまくまとめたいい演技でしたが、ぐっさぐさに刺さってしまいましたね。回転不足癖がなくなれば爆発的にスコアが伸びていきそうです。120後半は堅いと思います。

編曲にこだわっただけあって素晴らしい曲構成でした。SAYURIの編曲はこれが大正解なのでは???

 

 

18位 吉田 陽菜(名東FSC) 98.76

1A 3Lz+3T 3S 3Lo / 1F! 2A+3T 1Lz+2T+2Lo

 

ジャンプの助走が短すぎでは笑

タイミング少しでもずれると狂いそうな感じですね。3Aに向かう時なんか「ええっ!?それでいっつも跳んでるの!?」と驚きました。

今季ジュニアデビューの選手ながら各要素の質が高いですね。今後の活躍にかなり期待が出来そうです。

表情がお留守なのがなんとかなれば文句なしですね。

 

 

19位 千葉 百音(仙台FSC) 97.74

3Lz+3T< 3Lo 2A 3F!< 3F!+2T+2Lo< / 3S< 3Lz!< 

 

3Fからの3連が後半ボーナスに入っていませんでしたがもともとそういう構成なのでしょうか?

体を大きく使えているので、ジュニア特有のちまちました感じが一切ありません。

体調がよくない中よく頑張りました。

 

 

20位 佐藤 伊吹(明治大学) 95.79

2Lo<< 2A+3T 3Lze 3F< / 3Lo< 3S<+2T+2Lo 2A+2T

 

冒頭の3Loが抜けてしまいました。

スピンがプログラムのいいアクセントになっていましたね。

体全体で音を上手く表現したいいプログラムでした。色んな選手のアランフェスを見てきましたが一番好きかも。ステップにもっと加点くれてもよかったのでは?

 

 

21位 松田 悠良(中京大学) 93.71

3Lze  2A<+1Eu+3S< 3F<+2T 3Lo< / 3F< 3S<< 3T

 

大きなけがを乗り越えてこの舞台に戻ってきました。

回転不足が少し目立ちましたね。怪我をする前の体のキレの良さはまだ完全に戻ってはいませんが、この調子なら来季はもっといい演技が見れそうです。

音を拾う能力は流石でした👏

 

 

22位 廣谷 帆香(岩手大学) 88.95

3Lz+2T 2A+3T 3S< 3Lz< / 2Lo+2T 3T 2A

 

2A+3T以外は特に大きなミスなく演技を終えれました。後半少し体力がもっていなかったように見えます。コレオで完全に疲れが出ているのが丸わかりでマイナス評価となってしまいました。

リンクの扉係の人にもきちんとお辞儀するいい子ちゃんです。

 

 

23位 山田 さくら(立命館大学) 87.93

2A 3Lo+2T 3F 3S / 3Lo 3T< 2A+1Eu+2S

 

最初で最後の全日本FSとなりました。ミスしても最後まで頑張りぬく姿に涙しました😢

とても柔らかい女性らしい素敵な表現でしたね。スピンも最高でした。

最高の演技で現役を終えることはできませんでしたが、忘れられない素晴らしい演技だったと思います!

引退後も応援し続けますよー!!!

 

 

24位 津内 胡菜(近畿大学FSC) 85.59

3Lz 3Fe 3Lz+REP 1A+1Eu+2S / 3S< 2Lz+2Lo< 2A< 

 

最初の二本のジャンプは非常に高さがありましたね。

静かな音楽も上手く表現できていました。あと衣装も素敵でしたね。

全体的にリンクを上手くバランスよく使えていたんじゃないでしょうか。

コレオ良かったのに加点渋いですね…。

 

 

最終順位

1位 紀平 梨花 229.20

2位 樋口 新葉 206.61

3位 川畑 和愛 193.96

4位 宮原 知子 191.43

5位 横井 ゆは菜 190.92

6位 坂本 花織 188.26

7位 新田谷 凜 184.26

8位 本田 真凜 181.34

9位 永井 優香 173.88

10位 吉岡 詩果 171.44

11位 山下 真瑚 170.75

12位 三宅 咲綺 169.51

13位 河辺 愛菜 169.28

14位 竹野 比奈 168.57

15位 浦松 千聖 167.21

16位 松原 星 155.31

17位 磯邉 ひな乃 152.59

18位 千葉 百音 150.50

19位 吉田 陽菜 149.72

20位 佐藤 伊吹 146.14

21位 松田 悠良 146.05

22位 廣谷 帆香 143.63

23位 山田 さくら 138.92

24位 津内 胡菜 136.42

25位 井上 千尋

26位 笠掛 梨乃

27位 竹野 仁奈

28位 大庭 雅

29位 大矢 里佳

 

 

まさか宮原・坂本両方が台落ちで川畑が三位に上がってくるとは思いもしませんでした。近年で最も予想がつかない展開だったのでは。

世界選手権代表は紀平・樋口は確定でしょう。3枠目争いですが、三位の川畑はジュニアワールド専念のためなさそう、SBやGPSの順位を見ると宮原優勢といったかんじですね。

紀平は4CC出るのでしょうか?個人的には休んで足を治してほしいのですが…。


とりあえずはどの選手もお疲れ様でした!

来年また同じ舞台でいい演技が見れますように!